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2024.06.21メディア掲載

日本財団と東京大学の記者会見「南鳥島周辺海域における海底資源マンガンノジュールに関する調査結果」を行いました

日本財団の委託により,中村謙太郎教授らが実施した南鳥島マンガンノジュール調査(2024年4月24日~6月9日)の結果について,日本財団と東京大学大学院工学系研究科による記者会見を行いました.

本調査により,南鳥島EEZ内において,コバルトやニッケルなどのバッテリーメタルを豊富に含むマンガンノジュールが,高密度かつ広範囲に分布する有望海域を特定しました.この有望海域におけるマンガンノジュールの存在量は2.3億トン以上と推計され,採取したノジュールの分析から,コバルトは国内消費量の約75年分以上,ニッケルは約11年分以上の資源量が見積られました.今後,今回の調査航海の結果をもとに,揚鉱実証試験に向けた準備を進めるとともに,商用化を目指す産官学プラットフォームとしてコンソーシアム等の推進体制を構築していく計画です.